誉田哲也『アクセス』新潮社

アクセス
第四回ホラーサスペンス大賞、特別賞受賞作の本作。
この章に関しては、第一回受賞作から毎回「作家買い」ならぬ「賞買い」をしてる。
発売当初買ったまんまだったのだが、夏休みということで5時間で読破。
やっぱりスムーズに読めるノベルは良い。
ペンを片手に身構えてしまう学術系の本に慣れていると、
こういうノベルを読了したときの爽快感はまた別物ですな。


概要は割愛。ネタバレちゃうしね。
本書を通じて描かれるのは、、「意志」。
自らの世界を描ききろうとする、人間の「意志」の尊さが描かれてると思う。


作者はライトノベル書きなのだろうか?
だいぶ考えずに(よく言えばテンポ良く)読むことができました。
キャラの描き出し方(力の入れ方)や結末には異論はあるかもしれないけど。
いい読物だったと思います。


⇒次読む小説(予定):高田侑『裂けた瞳』