ゼミ関連

ioring2004-11-24

ここ一週間、アカデミックなモノから避けておりました。
何故か。最近研究の出鼻を挫かれたから。
俺のやろうとしていることは「情報(化)社会論」。
情報通信技術・インターネット・サイバースペースというものが
人間や、社会にどういう影響を与えるか といったことを研究しようとしてる。


そんなときに読んだのが佐藤俊樹ノイマンの夢・近代の欲望』
この本は、おいらのやろうとしたことの出鼻を真っ向から挫いてくれた。
よく解釈すれば、間違った方向に行かないように注意を促してくれた。
要するに
「技術やメディアが社会を変えるんじゃない。
社会が技術(とその影響)を選択するんだよ。このバカヤローども!」

という話。確かに、俺は安楽な「技術決定論」に陥ってたと思う。
社会を見なくては、近代社会が生み出した社会を見なくては。
今いきなり壁が出来て、ちょっと現在先が見えなくなっているトコロ。
いいさいいさ、やるしかないさ(精神論)
佐藤さんって「不平等社会日本」のイメージしかなかったんだけど、
「近代・組織・資本主義」って大著も書いてるし、「ノイマン〜」でもそうだけど
別に悪い意味での凡庸な社会学者じゃなかったんだなぁ。