読書

昨日買った本
田中秀臣『経済論戦の読み方』講談社現代新書
牧野雅彦『はじめての政治学平凡社親書

経済論戦の読み方 (講談社現代新書)  はじめての政治学 (平凡社新書)

前者は面白かった。経済学の「教科書的知識」がどれだけ現実の経済問題に通用するか。
そしてほとんどの事象に関しては、教科書的知識の応用で乗り切れるらしい。(判断出来ん(笑))
教科書的というまとまった知識がどれだけ社会に通用するか。
通用しなくなる臨界点はどこなのか。こういう探求の姿勢はおいらは好きでつね。


後者は対話形式+解説という本。お父さん+息子たちの対話と「ミニ講義」。
政治を「共存のための技法」として置き、言葉や選挙、公共性まで論ずる。
対話形式はさらりと読める一方、読めば読むほど味が出る場合がある。
この本はそんな感じは無いネ。A⇒Bのレクチャー型に近い。
ま、コンセプトは「子供と語る政治」ということなんで。
ただ、子供に語るのに「生きるか死ぬかのギリギリの状況でないと政治は必要ない」とか
「今の政治は単なる利益政治だから」みたいな発言はなかなかドライだなぁー。
事実否定出来ない側面があるから、なおさら「うむむむむ」。