読書

私的所有論の読書が止まってる。イクナイ。あと8章残ってるのに。
最近読んでるのは、竹内靖雄『経済倫理学のすすめ』中公新書
ISBN:4121009509
昔昔、センに触発されてタイトル買いしたまま詰まれてた書。
読んでみたら経済の倫理ではなくて、経済(というか損得勘定=功利)の観点から
倫理学を切ろうという書。
リバタリアン功利主義の入門書みたい。ちょっち古いけどね。
こういう書はつくづく、おいらのスタンスが功利主義に近いってコトを自覚させる。
平等志向を否定するわけでは無く。
功利主義+市場による効用遁減の法則が最も平等を推進するんじゃないか。
最近強くそう思えてくる。もっと功利の勉強とかしなくちゃいけないんだろうけども。
もちろん立岩氏が『私的所有論』や『自由の平等』で行ってる批判を受け止め、
単純な市場主義や功利主義個人主義のスタンスにはなかなか立てない。
いくら正しいと思っても、修正を考えたくなる。
でも、だからこそ、こういう勉強は楽しい。