森岡正博の暴挙?

「著書のインターネット全文公開は暴挙か?」
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/compass-033.html

なので、すぐに、ホームページ上で全文公開。PHP研究所には、この間、一切告知しておりません。この全文公開、なにも私が最初の試みではない。すでに著書の全文公開をされている先輩たちがおられます。でも、私のこの試みは、業界に、大きな波紋を呼び起こしたようなのだ。あちこちから、間接的に、いろいろな声が聞こえてくる。まず、出版社の編集者たちが、私の試みを「暴挙」と言っているとの情報が入ってきた。現存の出版慣習を無視する行為だとのこと。うーん、なにを言っているのだかわからん。うわさは、業界を駆けめぐっているようで、なにをいまさらあせっているのだ、いずれこうなるのは分かっていたではないかと思うのだが、出版社の常識はまだそのあたりにとどまっているのか。だって、「増刷しないわけだから、販売意思がないわけで、それを著者がインターネットで全文公開したって、何の権利をも侵害していないじゃん」ということだ。販売権ってのは、現物を「売っている」から成立するのだ。「売っていないし、これから売る意思もない、そこから利潤を回収する可能性もない」商品に対して、なんで販売権が成立し得るのか。文句を言うんなら、ここんとこをきちんと落とし前つけて、説明してほしいものである。

ハゲドー。がんばれ森岡!機会があれば新著買うぞ!