読書の夏休み

長谷部恭男『憲法と平和を問いなおす」ちくま新書
憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)
読了。
「比較不可能な価値」というタームはとても重要だと思う。
確かに個人主義自由主義である以上は、そうなんだろう。
でも、なんか、なぁ。。。ちょっと勉強してみたいトコロです。
だからテイラーとか、多文化主義の思想に触れてみたいと思い、これから勉強します。
憲法のお話はおいら、ちゃんと勉強してないからこの人の話は新鮮に聞こえた。
ほかの人の憲法論もちゃんと読み直したいなと思う今日この頃。
小室直樹樋口陽一あたり今度当たってみようかなぁ。
どーせ社研で「平和」「平和」って会話するんだから、引き出しを肥しておくに越したことは無い。


パオロ・マッツァリーノ反社会学講座イーストプレス
反社会学講座
読了。
社会学の手法を使って、社会学をバカにするのがモットーな本書(俺解釈)。
逆に社会学者にダマされず自ら考えなくちゃいけないなと思わされる本でもある。
スタンダード反社会学講座」というサイトで連載されてたものに加筆修正したらしい。
おいらこのサイトは前から見てたから、内容自体は目新しいものでも無かった。
ま、一番の魅力は著者の言い回し、語り口だと思う。
ツボにハマれば抱腹絶倒。涙流して笑えます(笑)、一応学術書なのかなぁ。これ。
そもそも作者の素性が謎。
『社会調査のウソ』と合わせて読めば、よりアカデミックな意味で深められると思う。
ついでだからリンク
スタンダード反社会学講座
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/


永井均『倫理とは何か−猫のアインジヒトの挑戦』産業図書
倫理とは何か―猫のアインジヒトの挑戦 (哲学教科書シリーズ)
1/4読了。
やっぱ、哲学・倫理学を直球で読者に投げかける本は難しい。
最近の「応用倫理学」は現実の問題に「応用」するんだから、かじってるだけでも何とかついていけるんだけどね・・・。
ただでさえ、論壇とかの評判でも「永井の書は要注意!」みたいのをよく見かけるから、
いつも以上に身構えて読んでる。だからしんどい(笑)
「社会契約について」(第2章)は、政治思想も絡むので楽しくよめた。
明後日から読むぞー!(明日は遊びます。)