読書−−復讐について

そして粛清の扉を (新潮文庫)
黒武洋『そして粛正の扉を』新潮文庫 読了
女高校教師が、昔年の恨み辛みをバカ生徒に対して「復讐」する話。
凄い純真なココロで「復讐」を進めるばっかりに、共感する人もいるらしい。
ソコには宮部みゆきが書評で危惧を表明してた。
今月の中央公論のテーマも「復讐は何故許されないのか」だった。
中央公論呉智英が書いている通り、また稲葉振一郎あたりが書いているように
近代の法治国家は、被害者(や。その家族)に目を向けない。それが原理。
そこのところを「修復的司法」(? 詳しくしらん)で乗り越えようとするらしいのだが
どうその原理を乗り越えて行くのだろう。



ところで、今週の「いちご100%」はヤっちゃったんでしょうか。どうなんでしょう。