エイリアン

H.R.ギーガーの『ギーガーズ・エイリアン』を購入する
ギーガーズ・エイリアン (パン・エキゾチカ)
あのエイリアンのデザインを世に送り出したギーガーのエイリアン画集。
前から欲しかったのです。ついに買いました。
エイリアンはもちろん、セットやなにやらまでの絵とコメントがついてます。
全編グチですが。
一つの映画を作り上げる時に、アーティストの芸術性が犠牲にされる課程が事細かにわかります。
まぁ芸術家というのは独りよがりなので(偏見)、少し差し引いて読んでますが。
一つの作品の完成には、多くの意見とそして同じだけの妥協と我慢が必要なのでしょうね。


エイリアン・シリーズほど、各作品のテイストが違う作品も珍しいですよね。
監督の個性がそのまんま出てる感じ。
『エイリアン』:独創性、リアリティ。隙のない演出
⇒リドリースコット『テルマ&ルイーズ』『ブレードランナー』『グラディエーター
エイリアン2:ド派手なアクション、強い女、エンターテイメント
ジェームズ・キャメロンターミネーター2』『アビス』『タイタニック
エイリアン3:宗教性、暗さ、荘厳さ、わけのわからなさ
⇒ディビッド・フィンチャー『セブン』『ゲーム』『ファイト・クラブ
エイリアン4:官能性、スタイリッシュな映像美、ブラックユーモア
ジャン・ピエール・ジュネ『デリカッセン』『アメリ


どれも好みの分れるトコロだと思います。おいらは「4」が好きです。カコいいです。
一般には「2」が一番人気があるのでしょうか。たぶん。
ギーガーが生み出したエイリアンは終いには、プレデターと戦っちゃいました。
さぁ「5」は出るのでしょうか。
出たら次は地球が舞台になることでしょう。楽しみです。